20年の上場企業収益、2桁増確保へ=銀行業界がけん引-大手証券

 ベトナムの証券大手は2020年の上場企業の収益について、好調な銀行収益が引っ張る形で2ケタの伸びになると予想している。オンラインメディアのVNエクスプレスが伝えた。

 バオベト証券は銀行利益が20%超増えると予想し、全体では14%増と前年見込みの9.5%増を上回るとみる。個別業種、企業ではホアファット・グループがけん引する鉄鋼業界、電子機器販売チェーンのモバイル・ワールドを中心とする小売業界、FPTグループの情報技術(IT)業界で全体を上回る伸びを予想する。
 VNダイレクト証券は、上位50社が上場企業全体の増益分の21.7%を占め、全体の2桁成長をもたらすとみる。
 一方、エベレスト証券は、税引き後利益は19年見込みの12%増から10%%増に鈍化すると予想。その背景として、銀行貸し出しの厳格化、金利上昇、製造業が投資段階にあることを挙げており、こうした条件の中では評価できる伸びだと指摘している。
 ほとんどの株式アナリストは、2年間の事業再編、不良債権処理を経て銀行収益が好調に推移するとみている。個別行ではベトナム投資開発銀行(BIDV)、ベトナム工商銀行(ヴィエティンバンク)、ベトナム外商銀行(ベトコムバンク)の国有3行で上場銀行全体利益の50%を占めると予想している。一方で、不動産、建設業界は借り入れなどが困難になり、投資家離れが起きる可能性もあるとしている。(時事)