チュオンハイ、社債8600万ドル=設備投資などに活用

 【ハノイ時事】オンラインメディアのVNエクスプレスによると、ベトナムの自動車組み立て・生産大手チュオンハイ自動車(THACO)は総額2兆ドン(約8600万ドル)の社債を発行した。機関投資家2社にそれぞれ1兆ドン相当の5年債を起債した。

 チュオンハイは、5年債で総額3兆ドンの資金調達を計画しており、今回の起債はその一環。当初2年の金利は9.8%で、それ以降は参照金利(大手4行の1年物ドン建て預金金利の平均)に3.2ポイント上乗せした変動金利となる。
 同社は昨年後半、資本増強やショールーム、生産設備などに活用するため、社債発行を通じて資金を調達する方針を明らかにしていた。調達資金は、債務返済や他社の買収には利用しないとしている。
 チュオンハイのチャン・バー・ズオン会長は年初に、事業多角化を目指した戦略展開の3年目に入ると表明。自動車、農業、建設といった中核事業に加え、物流、小売業への事業を拡大してきたと説明した。
 同社はフランスのグループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)、韓国の起亜自動車、日本のマツダといった海外メーカーの車両を組み立てており、ドイツのBMWの組み立ても計画している。