ベトナムのコーヒー輸出、30億ドル到達も

ベトナムのコーヒーなどの協同組合は、今年のコーヒー輸出は約150万トンに上り、金額的には30億ドルに達する、との予測を出した。

税関総局によると、今年の第1四半期には、全国で約55万トンのコーヒーを輸出した。1月は14万3000トン、2月は18万4000トン、3月は22万トンに達している。

ベトナムでのコーヒーなどの協同組合「Vicofa」は、今年のコーヒーの輸出は、前年度に比べて20%増の150万トンと予測。協同組合の幹部は、今年は干ばつの影響で収穫量が減少する可能性があるとし、世界規模で需要が増えれば、価格も上がるとの見方を示した。

コーヒーの価格は、1月、2月ともに上がっているという。

ベトナムのコーヒーは世界の80カ国に輸出されている。中でもドイツはベトナムからコーヒーを輸入する最も大きな市場(マーケット)で、全体の14%を占めている。アメリカも大きな市場で11%に上っている。

Vicofaはベトナムのコーヒーは天候に左右されるなどの課題もあり、インドネシアとの競争もある、とも指摘している。