税関検査の簡素化、さらに推進=貿易促進、企業の負担軽減で

 【ハノイ時事】ベトナム・ニュース紙によると、マイ・ティエン・ズン官房長官は先週開かれた輸出手続きの改善を話し合う会合で、税関手続きを簡素化する取り組みが過去数年間に大きく前進してきたと評価した。ただ、通関管理のリスク管理は想定したほど効率的になっていないと指摘。検査の重復も依然存在するとし、さらなる改善を目指す考えを強調した。

 ズン長官は「非効率な税関検査は企業の事業展開にとって重荷になる」と言明。税関検査を効率化すれば、経済成長を加速させる余地が生まれるとし、手続きの改善などをさらに進めるべきだと訴えた。
 財務省に対しては、地方の税関当局が通関検査を担う中核的な存在になるよう手続きを改革するプロジェクトを進めるよう要請した。「改革を通じて、輸出入する物品の品質を確保しつつ、企業にとって望ましい環境を整備しなければならない」との認識を示した。
 ズン長官はまた、輸出入を円滑に行うするため、税関検査に関わる各省庁と関係機関の間で透明な情報交換の仕組みを構築することも必要だと指摘した。税関総局の幹部によると、25分野の品目で引き続き、検査手続きの重複があるという。
 財務省のブー・ティ・マイ次官は税関手続きの改革に関するプロジェクトを2段階で進める方針を説明。2020~22年を第1期として、通関検査を刷新する取り組みを試験的に進め、23年以降は関連法制の見直し、改正、品質管理機関の統合などに焦点を当てる考えを明らかにした。商工省の代表は、通関検査の改革を効率的に進めるための作業部会を設置するよう提案した。