ソンラ水力発電所、発電量117億kWh超え目指す

国内最大の規模を誇るソンラ省のソンラ水力発電所は今年、発電量を117億kWh(キロワット時)超にまで増やす目標を掲げている。この発電量は、昨年より約25億kWh増加している。

写真㊤=ソンラ水力発電所は、7年の建設期間を経て2012年12月に稼働を開始した

ソンラ水力会社ディレクターのクゥン・テー・アイン氏は、「当社はソンラ水力発電所とライチャウ水力発電所を管理している。設備システムの検査と改修を強化することで、安全かつ効果的なオペレーションを確保していく」と語る。2019年にこの2つの発電所は、92億kWhを超える電力量を発電した。

総事業費60兆ドン(約2900億円)のソンラ水力発電所は、7年の建設期間を経て、予定より3年早い2012年12月23日に稼働を開始した。タービン6基からなり、総出力は2600MW(メガワット)。毎年100億kWh以上の電力量を国の電力網へ供給できる。

一方、ライチャウ省ナムニュン郡にあるライチャウ水力発電所は、国の安全保障上の重要施設とされる。3基のタービンを備え総出力は1200MW、平均の年間発電量は46億7000万kWh。2016年の稼働開始以降、151億kWhを超える電力量を国の電力網に供給した。