国際的な存在感を目指す ベトナムの自動車部品製造業 2~トヨタ、マツダ

国際的な存在感を目指す ベトナムの自動車部品製造業 2~トヨタ、マツダ

世界中に広がるグローバルサプライチェーンのネットワークにおいて、より重要な役割を担うために、ベトナムの部品製造業者は何をすべきなのか。自動車部品輸出が増加するなか、ベトナム国内の製造業者が2014年のプランを模索している。

トヨタベトナム(TMV)は、2013年に3920万ドルの部品を輸出。9年前にトヨタパーツの輸出を開始してから2億4600万ドルを稼いでいる。チューライのチュオン ハイ オート(THACO)は、マツダや韓国のKIA、仏のプジョーなど複数の大手自動車会社の部品を製造。将来的には、自動車製造のグローバルサプライチェーンにおいて、より重責を担う企業となりそうだ。

ベトナムで製造されるトヨタのパーツはタイやインドネシア、フィリピン、マレーシア、インド、アルゼンチン、南アフリカ、パキスタン、台湾、エジプト、カザフスタンといった世界13か国のトヨタ関連企業に輸出される。部品製造会社は、パートナー企業が納得できる適正な製造ラインと品質管理のシステムを構築し、査定に向けたサンプルも作らなくてはならない。