ベトナムは、シンガポールにとって「魅力ある投資先」であり続ける 2

シンガポールは現在、ベトナムにとって2番目に大きな投資国(第1位は日本)だ。ここ数年、シンガポールからのベトナムへのFDI(海外直接投資)は増加しており、この傾向は2014年も続くとみられている。

シンガポール企業は、ベトナムのさまざまな分野に投資している。こうした投資は経済効果をもたらし、ベトナム経済の成長に大きく貢献したといえる。その典型が「ベトナム・シンガポール工業団地システム(VSIP)」だろう。

VSIPは、ベトナムでの「工業団地のモデルの一つ」になっている。現在まで、VSIPは5つのプロジェクトを発展させた。今年(2014年)、地域経済はいまだに不景気な状況から脱していないが、シンガポール企業は、ベトナムの投資環境に関心を持っている。

今年1月、ベトナムは3億9700万ドルのFDI資金を誘致した。この内、シンガポールからの投資は1億3200万ドルに上った。シンガポールは1月、ベトナムのFDI投資をリードした。

先に行われた在ベトナムシンガポール大使館とホーチミン市人民委員会との会合では、シンガポール企業がベトナムでの投資環境、特にホーチミン市に関心を示していることや、ホーチミン市のハイテク工業団地への投資計画案などが示されたほか、意見交換が行われた。