79%が事業環境悪化を予想=新型コロナでCBRE調査

 ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)によると、ベトナムは新型コロナウイルスの封じ込めには成功しているものの、多くの企業で事業環境や先行きに対する懸念が高まっている。不動産サービスのCBREベトナムが4月9~10日に国内の180社のテナントを対象に実施した緊急アンケートで明らかになった。

 アンケート結果によると、新型コロナウイルス流行は、ベトナム国内の景況感に対する大きな重しとなっている。回答者の79%が2020年下半期の事業環境は悪化すると予想。また、43%が20年は10~30%の減収になると見込んでいる。61%は貸主からの救援策はまだ受けておらず、27%は、ビジネスが新型コロナウイルスで大きく混乱しているため、貸主により柔軟な対応を期待すると答えた。
 アジア太平洋地域を対象とした調査では、小売業への打撃が著しく、多くの店舗が拡張計画を保留している。こうした賃借の意思決定の遅れは今後数カ月間にわたり影響を及ぼすとみられる。
 CBREベトナムのアソシエイトディレクター、タイン・ファム氏は「テナントが今後力を入れる事業継続計画(BCP)には多くの新傾向がみられるだろう。企業は効果的なオフィス利用戦略を評価し開発する重要性の認識を高めている」と指摘した。(時事)