工業団地開発業、パンデミックでも1~3月期増益

 ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)によると、さまざまな分野で多くの企業が新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の打撃を受けている中、ベトナムの工業団地開発企業は好調だ。コロナウイルス危機の収束後は特にベトナムが魅力的な投資先になるとみられており、このセクターは成長を持続すると予想される。

 ベトナム国内における工業団地インフラの投資・開発・取引で長年の実績を持つソナデジが先ごろ発表した2020年1~3月期の決算は、営業利益が前年同期比約11%増の1兆ドン超、純利益は42%の大幅増で1500億ドンだった。うち、工業団地サービスの売り上げは66%増の2930億ドン。税引き後利益は51%増の2710億ドン。主にチャウドゥック工業団地のリース収入が寄与した。ソナデジは1~3月期で20年通期利益目標の30%を達成した。
 同じく工業団地開発を手掛けるナムタンウエンの1~3月期の営業利益は6.4%増の410億ドン超で、不動産取引事業からの売上高が310億ドンに達した。ロンハウ(LHG)も増収増益となり、営業利益は約19%増の2060億ドン、純利益は前年同期を20%超上回る930億ドン超。このほか、フォックホア・ラバーやタンタオといったデベロッパーも大幅増益となった。
 新型コロナウイルスによるグローバルサプライチェーンの混乱を踏まえ、多くの企業が徐々に自社工場を中国以外に移転し、中国への依存度を下げると予想されている。新型コロナウイルス封じ込めの成功が評価されているベトナムは、今後数年間で東南アジア諸国の中でも安全な投資先となる可能性がある。(時事)