20年のエビ輸出額予想、38億ドルに引き上げ

 ベトナム水産物加工・輸出協会(VASEP)は、新型コロナウイルスの流行に改善の兆しがみえることから、2020年のエビ輸出額を従来予想の35億ドルから38億ドルに上方修正した。国営ベトナム通信(VNA)などが伝えた。

 1~3月のエビ輸出は、日本や米国などの主要市場で大幅に増え、前年同期比1.8%増の6億2860万ドルとなった。このうち日本向けは2月に前年同月比63%増加。1~3月では前年同期比8.4%増の約1億3200万ドルとなり、国別で最多となる輸出総額の21%を占めた。米国向けは同18.2%増の1億1550万ドルで、日本に次ぐ第2位となった。
 VASEPのチュオン・ディン・ホエ事務局長は、ベトナム政府の効果的な新型コロナウイルス対策がエビ輸出拡大につながっていると話した。VASEPによれば、新型コロナの終息時期は不明だが、エビの需要は国内外で高く、ベトナムは供給量を確保する必要がある。インドやエクアドルといった主要なエビ生産国で、エビの病気や天候不順で生産量の減少が予想される中、世界のエビ需要は新型コロナ後に急増することが予想されている。(時事)