国内家電メーカー、エアコン市場で攻勢=低価格など武器に

 ベトナムの家電メーカーがエアコン市場で攻勢をかけている。22日付のベトナム・ニュース紙によれば、国内家電メーカーはシェア獲得を目指し、高度な技術をもっと取り入れようとしているという。ただ、購入しやすい価格で使い勝手の良い機能を備えたエアコンを手に入れるのは簡単ではないようだ。

 最も人気のある1~1.5馬力で、インバーターやタイマー、タッチ操作の機能が付いた機種は、東芝、ダイキン、パナソニック、LGの各ブランドの場合、800万~1200万ドン(約345~515ドル)。ただ、インバーター機能のないカンガルー、サンハウスといったブランドの製品なら、この半額程度にとどまる。国内勢アサンゾのエアコン「アイクール」は300万ドンからとなっている。
 カンガルー・ベトナムのレ・スアン・ホアン社長は、大手ブランドのタグが付いているため高価格になっている製品が多く、実際にはもっとコスト引き下げが可能だと語る。国内ブランドの製品は低価格かもしれないが、除湿や細菌などの除去といったさまざまな技術も既に標準装備されているという。サングループのグエン・ダイ・タン社長は、ブランドの規模を問わず最近の製品はほぼ同じだと主張する。
 アサンゾによれば、低価格のブランド製品でも保証が付き、購入後2年間に技術的な不具合が見つかれば、新しい製品と交換することになる。ホーチミン市内の家電販売店の経営者は、インバーター機能の有無には、メリットとデメリットの両面があると指摘。インバーター機能が付けば、コストは2倍か3倍になり、修理コストも掛かると語った。ただ、インバーター機能があれば、省エネにつながるとの声も出ている。(ハノイ時事)