販売台数、シェアの確保目指す=新型コロナで数値目標は示さず―ホンダ・ベトナムの事業計画

 【ハノイ時事】ホンダ・ベトナムは25日、今年度(2020年4月~21年3月)の事業計画を発表した。新型コロナウイルスの流行による影響で「二輪車、自動車などグループ全体の世界販売台数は予測できる状況にない」と説明。ベトナムでの二輪車事業に関しては、「販売台数、市場シェア双方の維持を目指す。多くの新車やモデルチェンジを計画している」としたが、具体的な数値目標は明らかにしなかった。自動車事業では「新車投入や販売ネットワークの拡充など多様な活動を通じて、販売台数を拡大する」との方針を示した。

 ホンダは現在、ベトナム国内に二輪車工場3カ所、自動車工場1カ所を操業し、事業を展開している。関連の部品工場なども構えており、国内需要への対応や現地調達比率(98%)、輸出の拡大などに対応する生産能力を確保している。
 昨年度(19年4月~20年3月)のベトナムの二輪車市場は3.1%減の320万台超。市場全体が低迷する中で、ホンダの販売台数は260万台近くに上り、0.5%増えた。今年度も新型コロナの影響が見込まれるが、販売台数、シェアともに確保するとしている。輸出台数は新型コロナを背景に2.2%減の17万7500台超にとどまると予想した。
 昨年度のベトナムの乗用車市場は14%増の30万3000台強。ホンダの販売台数は約8%減の2万9700台強にとどまった。