国際線の一部再開、6月10日までに報告=運輸省が航空局に指示

 【ハノイ時事】ベトナム運輸省は民間航空局(CAAV)に文書を送付し、一部の国際線の運航再開に関する計画をまとめ、6月10日までに提出するよう求めた。運輸省はCAAVの報告をグエン・スアン・フック首相に提出し、国際線の一部再開での判断を促す見通し。VTCニュースが27日伝えた。

 CAAVは、貿易・投資や観光、近親者の訪問などに関するベトナムとの2国間関係を踏まえ、国際線の運航を再開する相手国・地域を検討する見込み。ベトナム政府は3月下旬、新型コロナウイルスによる感染拡大を防止する観点から、国際線の運航を停止することを決定。日本人を含めた各国・地域からの入国を原則、禁止する措置も講じており、一部の特例を除き、海外との人の行き来ができない状況が続いている。
 こうした制限により、ベトナムへの外国人観光客は急減。統計総局によると、4月の外国人訪問客数は前年同月比98.2%減の2万6241人にとどまった。航空業界や旅行・宿泊サービスなどは、深刻な打撃を受けており、外国人旅行者を望めない情勢下で、国内の旅行需要に頼る厳しい事業環境を強いられている。