最大700万人超が失業の恐れ=新型コロナ、情勢悪化なら―労働省試算

 【ハノイ時事】ベトナム労働・傷病軍人・社会事業省は、新型コロナウイルスの世界的な情勢が悪化しベトナムが深刻な影響を受ける最悪シナリオとなった場合、10万~720万人が失業し、企業の90%が打撃を被る恐れがあると試算した。オンラインメディアのVNエクスプレスが5日伝えた。

 同省雇用局のグエン・ティ・クエン副局長は、新型コロナの今後の動向を予測するのが難しいことから、雇用情勢に関するさまざまなシナリオへの対処を準備する必要があると訴えた。新型コロナ情勢が改善することを前提にした最も楽観的なシナリオでも、300万~350万人が失業し、企業の最大75%が影響を受ける可能性があるとしている。
 労働省は、労働者が新型コロナに伴う労働市場の変化に対応するのを支援する職業訓練の費用として、失業問題に関する基金から3兆~5兆ドン(約1億2900万~2億1500万ドル)を拠出することを計画している。
 ベトナムでは4月23日に不要不急の外出禁止をはじめとした厳格な制限の緩和に着手して以降、5月には7万~8万人の労働者が職場に復帰した。ただ、企業は輸出の停滞により依然厳しい状況を強いられている。