銀行2行への49%出資、EU銀に認める=EVFTA発効後-政府

 サイゴン・タイムズ紙(電子版)によると、ベトナム政府は、欧州連合・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)発効後、欧州連合(EU)金融機関に対し、ベトナムの株式商業銀行2行に最大49%出資することを認めると約束した。

 ベトナム商工省のルオン・ホアン・タイ他国間貿易政策局長が、先に開かれた会議で明らかにした。しかし、出資を認める具体的な銀行名は示しておらず、また、ベトナム投資開発銀行(BIDV)、ベトナム工商銀行(ヴィエティンバンク)、ベトナム外商銀行(ベトコムバンク)、ベトナム農業地方開発銀行(アグリバンク)の国有4銀行は対象外という。
 ただ、EU金融機関はベトナムの金融機関法に従い、これら4行を含め大半の銀行に最大30%出資できるようになる。
 協定発効後も出資が制限される背景について金融専門家らは、ベトナムとEUの銀行間で規模や経営基準の格差が大きいことを挙げている。EUの銀行は自己資本比率規制基準「バーゼルIII」を採用し、さらに「バーゼルI V」を採用しようとしているのに対し、ベトナムの銀行は「バーゼルII」採用を進めている段階。それでも、協定発効でEU銀行のベトナムでの支店開設は容易になる見通しという。(時事)