今年のベトナム成長率予想、2.8%に下方修正=新型コロナ響くが底堅さも-世銀

 【ハノイ時事】世界銀行は8日発表した世界経済見通しで、今年のベトナムの経済成長率を2.8%と予想し、1月時点の当初予測を3.7ポイント下方修正した。新型コロナウイルスの流行に伴う影響が広がっているのを踏まえた。2021年の成長率は当初予測を0.3ポイント上方修正し、6.8%と見込んだ。

 アジア諸国では、中国の成長率を1.0%(当初予測を4.9ポイント下方修正)と予想した。東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の成長率予想は、インドネシアが0.0%(5.1ポイント下方修正)、マレーシアがマイナス3.1%(7.6ポイント下方修正)、タイがマイナス5.0%(7.7ポイント下方修正)、フィリピンがマイナス1.9%(8.0ポイント下方修正)と見込んだ。
 多くの国が新型コロナの影響で大幅に下方修正されてマイナス成長が相次ぐ中、ベトナムは2.8%成長と予想されており、経済の底堅さが改めて確認された。
 世界全体の成長率はマイナス5.2%(7.7ポイント下方修正)になる見通し。先進国では、米国がマイナス6.1%(7.9ポイント下方修正)、ユーロ圏はマイナス9.1%(10.1ポイント下方修正)、日本がマイナス6.1%(6.8ポイント下方修正)と予測した。ベトナムにとっては、主要な輸出先の経済が大きく低迷して外需の落ち込みが見込まれ、厳しい経済運営を強いられることになりそうだ。