株取引に「サーキットブレーカー」導入の政令案=市場の安定確保へ-ベトナム財務省

 ベトナム財務省は17日、株価が短時間に急変動した場合に市場取引を一時停止する「サーキットブレーカー」を導入する政令案を公表した。新型コロナウイルス感染拡大が企業業績に与える影響への懸念から、3月に株価が急落したことを踏まえ、市場安定化措置を講じる。オンラインメディアのVNエクスプレスが報じた。

 政令案は、株価や1日の流動性、外国投資家による取引高の急変動などが市場の円滑な運営、安定への脅威と判断された場合にサーキットブレーカーを発動する一方、大手証券会社の破綻が市場の安全を脅かす場合にも発動できると規定している。
 国家証券委員会(SSC)が主要証券取引所の取引時間変更、株価の1日あたり許容変動幅の縮小、取引執行の停止などを命じ、各市場での取引を一部または全面停止することができるとしている。
 ベトナム市場では3月9日、新規コロナ感染者急増が懸念され、VN指数は1日の下落幅としては2001年以来最大となる6.28%急落した。
 海外では、米国市場は株価指数が7%超急変動した場合にサーキットブレーカーを発動させる仕組み。コロナ感染が大量売りを引き起こしたインド、日本、韓国、インドネシア、タイ、フィリピンといったアジア各国の市場でも導入されている。(時事)