ベトナム株価、7月は横ばい推移か=コロナ「第2波」懸念などで警戒感―市場関係者

 【ハノイ時事】ベトナムの市場関係者の間では、ホーチミン証券取引所の株価に関して、7月は難しい局面が続くとの見方が出ている。29日付のベトナム・ニュース紙が報じた。メイバンク・キムエン証券の投資助言部門のファム・ズン・カイン氏は、主要株価であるVN指数が7月に900イントを回復するのは容易ではなく、横ばいで推移するとの見通しを語った。

 サコムバンク証券のマーケット分析部門のズオン・ホアン・リン氏は、「4~6月期の業績発表シーズンが7月に始まる。投資家は決算内容をめぐり見方が分かれるだろう」と予測。「投資家は一段と慎重姿勢になり、個人の購買力は弱まる」と分析した。
 サイゴン・ハノイ証券は今週のVN指数に関して、840~870ポイントのレンジで浮動すると予想する。バオベト証券は、市場への圧力が依然続いており、今後数日間に当面の下値である840ポイントを割り込めば、780~820ポイントまで下落する可能性があるとの見方を示した。
 同証券によれば、投資家は渡航制限が緩和されたり、一部の国で外国人の受け入れが再開されたりすることに伴い、新型コロナ流行の「第2波」が起こることを懸念しているという。
 VN指数は3月下旬に、一時、660ポイントを割り込んで3年ぶりの安値を付けた後、4月からは反転基調となった。6月10日には4カ月ぶりに900ポイントを回復したが、最近2週間は売り圧力が強く、先週末の26日の終値は前日比0.3%安の851.98ポイントとなっていた。