6月の消費者物価、3.17%上昇=豚肉価格の高止まり続く

 【ハノイ時事】ベトナム統計総局が29日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.17%上昇した。アフリカ豚熱の流行拡大阻止で、大量の豚が殺処分された影響が続いており、豚肉を含めた食材は15.86%の高い伸びだった。CPIの上昇率が拡大したのは、今年1月以来。

 変動の大きな食品、エネルギー関連を除いたコア指数は2.45%の上昇だった。
 品目別に見ると、食品・食材が12.46%、教育が4.36%、医薬品・ヘルスケアが3.37%の伸びとなった。運輸は17.3%、郵便・通信は0.51%、文化・娯楽・旅行は1.62%それぞれ低下しており、引き続き新型コロナウイルスによる影響を受けているとみられる。
 1~6月のインフレ率は平均4.19%で、2016年以降で最も大きな伸びとなった。コア指数は2.81%上昇だった。
 ベトナム政府は豚肉価格の上昇を強く懸念。タイから生きた豚の輸入にも踏み切り、供給量の拡大に努めている。品不足をめぐる消費者の不安を解消し、物価上昇に歯止めを掛けたい考えだ。