オンライン形式で併催 メタレックス、裾野産業見本市

ベトナム最大の工作機械や金属加工業の見本市「バーチャル・メタレックス2020」と「裾野産業見本市2020」がこのほど、オンライン形式で開催された。

オープニングセレモニーで、見本市を運営するリード・トラデックス・ベトナムのブ・トン・タイ・ジェネラルマネジャーは「2つの見本市は、製造効率と品質を向上させる最新のテクノロジーを企業家に紹介するのと同時に、実りあるビジネスの出会いの場を創出し、新しい生活様式における製造業に成長をもたらすことになると信じている」とあいさつした。

併催される裾野産業見本市2020を運営する日本貿易振興機構(ジェトロ)ホーチミンの平井伸治首席代表は、「われわれは、日越の連係を進めるさまざまなプロジェクトを企画しており、裾野産業見本市もその一つ。このイベントが、日越の企業によるビジネスの成果をはぐくむことを強く願っている」と話した。

また、政府の投資・商業促進センター(ITPC)のカオ・チ・フィ・バン副部長は「見本市が、裾野産業のビジネスを促進し、グローバル・サプライ・チェーンにおけるベトナムの地位向上に貢献することを確信している」と期待を寄せた。

見本市には、日本と韓国をはじめ海外から100以上の企業などが出展し、約5000件のオンラインによる訪問者が見込まれていた。期間中は、ベトナム溶接組合とのコラボによる、日越の業界のリーダーやエンジニアによるオンラインセミナーも開催された。