ベトナムの通信最大手、ベトテルのグループ会社、ベトテル・ハイテクノロジー・インダストリーズ(VHT)は、米国で2件の特許を取得した。

今回、米国特許商標庁に登録されたのは、小型で高速通信にも対応した「二重偏波広帯域アンテナ」と、厳しい受信状況においても画質が維持できる「高倍率中赤外検知連続ズームシステム」。

同社 は、昨年5件の米国特許を取得。合計で8件となり、軍事や民生、通信の3分野すべてにおいて米国で最も多くの特許を有するベトナムのIT企業となった。さらに現在、39件の特許を申請中で、取得数はさらに増えそうだ。

2017年以来、ベトナム国内でも300件近い特許を申請。うち39件が認可されている。科学技術省傘下の国家知的財産事務所によると、親会社のベトテルは、ベトナムで最も多くの特許を有する会社で、昨年だけでも、66の特許を申請した。

VHTのグエン・ブ・ハ・ゼネラル・ディレクターは「米国での特許取得は、海外事業での成功を確実にする支えとなる。実用的で応用範囲の広い特許技術は世界の技術的な限界を乗り越え、社会に役立つことになるだろう」と話した。