韓国系フードデリバリーサービス「ベミンベトナム」の新しいCEOに1日、ソン・ジンウ氏=写真=が就任した。

ソン氏は昨年4月、ベミンベトナムのCSO(最高戦略責任者)として入社し、収益性の向上、新規事業の開拓、主要パートナーとの関係強化など、複数のプロジェクトに従事してきた。前任のイン・キワン氏は、シンガポールに本社を置くウーワDHアジア社のCIO(最高国際責任者)に就任している。

「ベトナムとフードデリバリー業界にとって重要な時期に、ベミンベトナムのCEOに就任したことを大変嬉しく、また興奮しています」とソン氏。「私がベミンベトナムに入社したのは、新型コロナウイルスの第4波が襲った時期でした。私たちのオペレーション全体が試されるとともに、フードデリバリーや配達するライダーはロックダウン中の地域社会をサポートするために、これまで以上に重要な役割を果たすようになりました。私は、政府やパートナー、お客様をはじめとするステークホルダーが、手を携えて新型コロナに立ち向かってきた姿に深く感動しています。献身的でたくましいベミンベトナムのチームとともに、私たちのステークホルダーに持続的なインパクトをもたらすとともに、地域における食のエコシステムの構築・育成を支援する役割を果たしていきたい」と抱負を語った。

ソン氏は、フードデリバリーのほか、ベミンマートやベミンキッチン、ベミンスタジオといった、ベトナムにおけるベミン事業の持続可能な発展戦略の策定に力を注ぐ。また、ライダーの生活や福利を向上させるとともに、店舗が潜在力を最大限に発揮できるよう支援を行っていく。

2022年が始まった時点で、ベミンは、サービスの提供範囲においてベトナム最大のフードデリバリーであり、ホーチミン、ハノイ、ダナン、カントー、ハイフォン、そして最近ではバクニン省、ファンティエット、タイグエン省など全国21の主要都市をカバーしている。