ラ・ヒエン・セメント、コスト削減、技術戦略の導入に成功

ラ・ヒエン・セメント社は、その強みと集合知、生産コスト削減への努力、生産における技術戦略の効果的な適用によって、効率の良い事業運営と市場の安定に貢献することができた。

写真㊤=ラ・ヒエン・セメント社の工場

◇数々の困難
2021年、国内のセメント市場は激しい競争にさらされ、同社の製品も他社製品と熾烈な競争を繰り広げた。生産性と品質向上のために、同社は2005年に稼働を開始した2つの生産ラインを改良する必要があった。さらには、世界的なセメント価格の不安定さが国内価格を引き下げ、同社の売上に影響を与えた。

しかし、こうした困難な状況にもかかわらず、同社は2021年の生産、事業目標を見事に達成した。

同社の経営者は、株主総会の決議に基づき、生産と事業計画の実施を管理している。適切な政策のおかげで、同社は伝統的な市場で安定した売上を維持している。

◇効果的なソリューション
2021年に同社はほとんどの目標を達成、もしくは上回った。具体的には、セメントの販売量は約80万5916トン、収益は7346億2000万ドン(約42億8000万円)を超え、税引前利益は683億8000万ドン(約4億円)を超えた。労働者1人当たりの平均給与は1416万6000ドン(約8万2000円)で、予測を29.8%上回った。

またこの年は労働組合と協力して、部門、工場、生産チームごとでロールモデルキャンペーンを実施し、全従業員が業務遂行に成功できるよう促した。

同社は、生産コスト削減のために自社の強みを発揮したほか、生産に技術戦略を効果的に導入し、販売促進に適した市場を選択してきた。

そして、労働者の暮らしや株主利益を守るために、安定した生産を継続。環境保護規制に厳格に従い、この分野における情報発信も強化した。

2022年、同社は、生産と取引を拡大させるとともに、引き続き、環境保護法と関係法令を順守する。ISO 14001:2015の環境管理システムと自動環境監視システムは、今後も同社の生産効率向上と環境保護に貢献する。