ベトナムGDP成長率、7.72%に=2022年第2四半期

ベトナム統計総局は記者会見で、2022年第2四半期の実質国内総生産(GDP)の成長率は、前年同期比7.72%だったと発表した。7.72%の成長率は、2011~21年の同四半期の成長率の中では最も高い。

写真㊤=2022年第2四半期のベトナムのGDP成長率は7.72%だった(VNA)

統計総局のグエン・ティ・フオン局長によると、2022年上半期は、加工・製造業や消費財・サービスの小売販売、輸出を中心に、ほとんどの産業分野で成長を遂げた。農林水産業の成長率は3.02%で、全体のGDP成長率の4.56%を占めた。

フオン氏は、「そのほかの分野の成長率は、鉱工業・建設業が8.87%、サービス業は8.56%で、GDP成長率全体に占める割合はそれぞれ46.85%、48.59%だった」と述べた。

GDPの用途では、最終消費支出は前年同期比で7.32%上昇。累積資産は4.57%増加した。財・サービスの輸出は12.33%増、財・サービスの輸入は4.88%増加した。

今年1~6月期のGDP成長率は6.42%で、2020年と2021年の同期の成長率(それぞれ2.04%、5.74%)を上回った。

統計総局によると、第1~2四半期の経済構造は、農林水産業が11.05%、鉱工業・建設業が39.3%、サービス業が40.63%を占めている。