中国・浙江省の国際貿易展と第10回輸出フェアが9月28日、ハノイ市ホアンキエム区の国際展示場で開幕した。浙江省商務庁、遠大国際会展有限公司、VINEXADの主催。

写真㊤=開幕式の様子(VNA)

会場では、100を超える出展者が130のブースを構え、ハードウェア製品や機械、繊維、衣料品、素材、インテリア・エクステリア家具、エレクトロニクス、家電製品などを出品。また、Eコマースに関するセミナー、貿易振興やベトナム・中国のビジネスマッチングに関するシンポジウム、自転車試乗会などのイベントも開催された。

開幕式で遠大国際会展のチェン・ツゥイ総裁は、テレビ会議を通じて、「この輸出フェアは、浙江省がASEANで単独で開催する中では、最大かつ最古のイベントの1つ。ベトナムとの経済・貿易関係を継続的に発展させるために、対面形式からハイブリッド形式での開催に変更した」と語った。

商工省アジアアフリカ市場局のゴック・ソン副局長は、「浙江輸出フェアは、ベトナムと浙江を含む中国との経済・貿易関係を強化する重要な貿易促進活動になっている」と述べた上で、「コロナの影響や世界で地政学的な不確実性が増す中、昨年、両国の貿易は2020年から25%成長し、1664億ドル(約24兆円)に達した。今年1~8月までの貿易額も1173億ドル(約17兆円)で、前年比10.79%増となった」と指摘した。

ソン氏は、「中国は依然としてベトナム最大の貿易相手国であり、ベトナムへの輸出国で1位、輸入国でも2位にランクしている。浙江フェアのような貿易促進活動が、二国間貿易の成長を維持するために重要だ」と述べた。