「ベトナム経済は継続的に安定」-中期ビジネスフォーラムでズン首相

このほど開催された「2014年中期ビジネスフォーラム(VBF)で、グエン・タン・ズン首相はベトナム経済について「引き続き安定している」と述べた。2013年と2014年の初めにおいて、ベトナム経済は安定した開発が続いている。インフレは管理されており、輸出と外資預金は大きく増加。金利は下落している。

2013年に、ベトナムのインフレ率は6%以上になった。2014年はインフレ率を5%程度に抑制する方針だ。2013年のGDP(国内総生産)成長率は5.4%を達成した。2014年5カ月間におけるベトナムのGDP成長率は5.8%と見込まれている。

また、ベトナムの輸出は最近の3年間(2011-2013年)は20%以上成長してきた。2014年の5カ月間の国内輸出の伸びは16%で、2014年の輸出の伸びは15-16%になる見込みだ。

経済の再構築については、銀行システムと国営企業の再構築により、積極的な結果が出ており、ベトナムの経済成長に貢献している。今後の経済開発の目標について、ズン首相は「ベトナムの経済はより速く発展し、継続的に市場に適合してゆく」と述べた。

こうした開発目標を実現させるため、ベトナムは重要な5つのソリューション(解法、解決策)を集中的に実施する。

市場経済をより活発に、より十分な機能に整える。
経済再構築を強化する。特に公共投資、銀行と国営企業の再構築を推進する。
開発に対してより良い条件を作り出し、FDI(海外からの直接投資)企業の誘致を強化する。
インフラ設備などへの国内、海外から投資を奨励する。
法律による規制、改善を継続的に実施する。具体的には汚職を防止し、ベトナム人の安定した生活、社会の安全の確保する。さらにベトナムでビジネスをしている企業、組織、外国人の安全を絶対に守る-ことなどを徹底する。