5月の消費者物価指数(CPI)予想 ハノイは下落、ホーチミン市は上昇へ

5月の消費者物価指数(CPI)の予想によると、ハノイは前月(4月)に比べて0.07%下落する。一方、ホーチミン市は0.36%アップする見込み。

統計局によると、CPIの調査対象となる分野(グループ)で、下落は「食品、飲食サービス」のグループ(0.57%減少)だけ。最近3カ月連続して下がっていた「住宅、建設資材、水道、電気、ガス」は上昇に転じる見込み。発電などに必要な原油価格の値上がりなどが要因とみられている。

最も大きく上がったのは「交通・運輸」のグループで前月比0.53%アップ。大きく上がった理由としては、4月中旬からガソリンなどの価格が上がり、それに伴い5月初めからバスのチケット代が値上がりしたことなどが挙げられる。

一方、ホーチミン市の統計局によると、5月のCPIは前月比0.36%アップするとみられる。

「食品、飲食サービス」の上昇が大きな要因で、食品は1.41%アップ(飲食サービスは0.03%アップ)の見込み。同市のCPIは2カ月連続で下がっていた。

他の分野では「住宅、建設資材、水道、電気、ガス」が0.38%、「交通・運輸」が0.19%それぞれアップするとみられている。