ベトナム畜産博覧会開催 ホーチミンで11日から3日間

飼料や家畜、水産養殖、食肉業界の主要企業が一堂に会する見本市「ベトナム畜産博覧会」が11日から13日まで、ホーチミン市で開催される。

約1万1000平方㍍の会場に、30の国・地域から350社、11000人が参加する。このほど開かれた記者会見=写真=で、ベトナム農業農村開発省畜産局のズオン・タット・チャン局長は、畜産業が今年上半期の農業産出高の27%を占めていることに触れ「ベトナム農業部門の安定的成長において近年、畜産は重要な役割を担っている」と強調した。

一方で、「環境保護や、アニマル・ウェルフェア(動物福祉)、感染予防の面において、取り組むべき様々な課題がある」と指摘。「今回の見本市が、業界のつながりや品質向上、流通力の強化や持続可能な環境にやさしい技術の周知の場となることを期待している」と話した。
同見本市は、2004年から開催されている。