バクニン省人民委員会は2日、サムスングループの企業である「サムスンディスプレー」に投資ライセンスを手渡した。投資ライセンスを受けたことで、同社は工場建設プロジェクトに近く着工する。

プロジェクトの投資規模は10億ドル。工場での生産とディスプレーに関する研究開発などを行う。製品は世界市場に輸出される。

今回の10億ドルのプロジェクトを合わせれば、ベトナムでのサムスンの総投資額はおよそ68億ドルに上り、ベトナムでは「最大規模の外国投資家の一つ」になる。

サムスングループは、サムスンディスプレーを通じて「強固でグローバルな生産拠点」の構築を目指している。今回の工場では、モバイルフォンだけでなく、電子機器、通信機器の生産も予定されている。

モバイルフォンの分野に止まらず、サムスンはベトナムでより多くの分野に投資する計画を立てている。大規模な企業グループのベトナムでの投資拡大は、ベトナムの投資環境の魅力を示したと言えそうだ。