ベトナムの胡椒輸出、量、金額ともに増加

年初から6カ月間のベトナムの胡椒(こしょう)輸出は、約11万1000トンで昨年同期に比べて36.2%増加した。金額は47.8%増えて7億9000万ドルになった。

ここ数年、ベトナムは胡椒の輸出国としてトップクラスになっている。今年は15万トン(金額としては約10億ドル)の胡椒を輸出する予定で、最も多い年になる見込みだ。

主な輸出市場はアメリカ、シンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)、インドなどで、これらの国々への輸出(年初の5カ月間)は、ベトナム胡椒輸出市場で47.43%のシェアを占める。

また、これらの市場は昨年に比べて強い成長を示している。アメリカ向けの市場は輸出量は25.58%、金額は31.56%それぞれ増加している。シンガポール市場は量は2倍以上に、金額は3倍以上になった。アラブ首長国連邦は量は約55%増え、金額は約75%増加している。インドは数量、金額とも約2倍になっている。

最も注目される輸出市場はスペインで、2013年と比べて量は約5倍に、金額は約8倍になっている。その他にもベトナムの胡椒を輸入する市場は大きくなっており、ベトナムの輸出量は増えている。

ベトナム商工省は今後、アフリカ市場でベトナムの胡椒の輸入が増える-と予測している。