10月に「ネプコン・ベトナム2014」開催 最新技術が集まるビジネスチャンスの場に 

エレクトロニクス機器の最新技術を展示する国際見本市「ネプコン・ベトナム2014」(NEPCON Vietnam 2014)が10月9~11日、ホーチミン市のサイゴン・エキシビジョン・コンベンション・センター(SECC)で開催される。

プリント基板にLSIチップを実装するSMT技術に関するものとしては唯一の見本市で、20カ国の200ブランド、1万人の経営者や幹部、技術者が参加する。より大規模なビジネスイベントにするため、工作機械と金属加工の国際見本市「メタレックス ベトナム」(METALEX Vietnam)も併催される。

シンガポール電子情報技術産業協会のアダム・シー会長は、「ベトナムの工業は今後数年にわたって成長が予想されます。その後押しをするため、シンガポールからは、16企業から60人の会員が参加し、最新の部品や電子機器のためのパーツやアクセサリーを展示します」と話す。

日本の化学薬品会社、イトーの現地法人、イトー・ベトナムのウエンディ・トラン氏は「海外の投資家は、ベトナムの電子産業の持続的な成長を、好材料とみています。ネプコンが、電子産業をサポートするすばらしい交流の場となると信じています」と期待を寄せている。

イトー・ベトナムは、高密度の基盤やフラットパネル画面の組み立てに使われる汎用器材を販売するベトナミーズ・アーム・オブ・イトーの関連会社で、高コストパフォーマンスの機器をベトナムの北部から中部、南部にいたるまで広範囲に供給することで業績を上げている。「当社の異方性導電膜(ACF)や溶接技術は、大企業から中小企業まで、見本市を訪れる人たちをエキサイトさせると思います」とウエンディ・トラン氏は意気込んでいる。

汎用接着剤、コーティングテープの世界的ディストリビューター、エルスワース・アドヒーシブ・アジア(Ellsworth Adhesive Asia Limited)のセールスマネジャー、ゴ・クアン・ユイ氏は「ネプコンはバイヤーと供給者が出会う重要な場になるでしょう。ベトナム初公開のコーティング技術なども紹介します」と明らかにした。

ベトナムにおけるワイヤーハーネスのリーディング・カンパニー、ギエップ・ファット・トレーディング(Nghiep Phat Trading Co., Ltd)のマーケティング担当、ダン・ルー氏は「ベトナムは、ASEAN(東南アジア諸国連合)の投資家にとって、魅力的な地域です。日本や韓国、シンガポールの国際的企業がベトナムに投資しています。ネプコン・ベトナムは、将来的にビジネスを拡大していくたうえで、私たち供給者と顧客とをマッチングしてくれる場となるでしょう」と語った。

ネプコン・ベトナム2014公式サイト
http://www.nepconvietnam.com/