ホーチミン市、特別経済区を開設へ

ホーチミン市人民委員会によると、同市は市内の「区」と「県」合わせて4カ所に特別経済区の開設を計画し、ベトナム計画投資省に対して設立計画を提出した。

ホーチミン市は19の区と5県からなる。【19区=1区~12区、ゴーバップ区、タンビン区、フーニュアン区、ビンタイン区、トゥードゥック区、タンフー区、ビンタン区 5県=クチ県、ホックモン県、ビンチャン(ビンチャイン)県、ニャーベー県、カンゾー県】

今回の特別経済区はビンチャン県、ニャーベー県、カンゾー県と「7区」内に“経済発展の中心地”を目指して設立される。

同市人民委員会によると、ベトナムのブイ・クアン・ビン計画投資相は、経済発展の状況を確認するため、同委員会と協議した。ビン計画投資相は、同市の潜在力が十分に発揮されていない部分もあり、経済を発展させるための重要地域での特別経済区設置について指摘した。

人民委員会は計画投資省の意見を検討した後、関係機関や産業界、各県、各区などとヒアリングを重ね、「海洋経済をはじめ経済発展の潜在力がある」として、今回の4カ所に特別経済区を設置する計画をまとめた。

ホーチミン市人民委員会のレー・ホアン・クアン委員長は「これは新しいモデルであり、2016年~2020年の5年間計画と2030年までのビジョンに向けた重要な提案の一つだ」と話している。