東芝が火力発電所向けタービン受注 ベトナム南部のビントゥアン省 

東芝は、ベトナム電力公社が南部のビントゥアン省に建設中のビンタン4石炭火力発電所向けの蒸気タービン発電設備2基を受注した、と発表した。設備は、2015年から順次納入。同発電所は2017年から順次運転を開始する予定だ。

発注をしたのは、EPC契約(設計、調達、建設)をしている斗山重工業と三菱商事株式会社のコンソーシアム。納入する設備は、600MW(メガワット)の超臨界蒸気タービンとタービン発電機。同社の高い技術力に加え、同国のブンアン1石炭火力発電所、タイビン2石炭火力発電所などでの実績などが評価されたという。
 経済成長を背景に、ベトナムでは電力需要の拡大が見込まれているが、発電容量の約40%を水力発電に依存しているため、天候の影響を受けない電源の確保が急務となっている。