ハノイで製造業・裾野産業の「エキスポ」開催

ベトナムの製造業、裾野産業にとっては、最大規模の展示会となる「ベトナム・マニュファクチャリング・エキスポ2014」がこのほど、ハノイで開かれた。3回目の今年は20の国と地域から約200社が出展し、工業部品、機械部品、裾野産業の設備などが展示された。

展示会は、「企業同士の交流や新しい技術を紹介する場」であるとともに、ベトナムの裾野産業にとっては、部品の提供を外国の投資家にアピールするなど「自社製品の価値を高める機会」になっている。

-ベトナムの裾野産業に関わる企業から、展示会に参加した感想などを伺った。

自動車・バイク部品の加工、メッキなどで実績のある「T&C Vietnam 社」のグエン・チー・キエン社長=写真=は、展示会に参加した目的について、「会社の発展のために(こうした展示会での)情報交換は欠かせません。また、来場されたお客様に対してわが社の活動をお知らせし、業績の向上につなげたい。そして、ベトナムの裾野産業全体の発展にも貢献したいと思っています。裾野産業の発展のためには、製品に関する投資家の要求に応えることが必要です。特に日本の投資家のリクエストに応えることは重要です」と話していた。

キエン社長は、展示会に参加した他のメーカーとも積極的に交流を続け、自社の強みを生かして「特定の部門を代表するメーカー」になるためのチャンスを探すつもり-と話していた。
また、現在、ベトナムでの裾野産業は、まだぜい弱な部分があり、企業に対する税金や生産工場などでの対策が必要であると話していた。(VNL ハノイ)