ベトナムの屋台の魅力 ハノイで人気のタニシ料理

 

≪以前(11月16日)にもベトナムではポピュラーなタニシの料理をご紹介しました。今回は屋台で味わいます≫

ベトナムでは、屋台で食事をすることは“楽しいこと”の一つです。美味しいものが味わえます。今回は、「ゆでタニシ」をご紹介します。

この料理は家でも作ることが出来ますが、屋台でも楽しみながら、美味しく食べられます。ハノイでは有名な「ゆでタニシ」の屋台はディン・リェット(Dinh Liet)通りにあります。もう一カ所、有名なのはチャンティン路地の屋台、今日はここをご紹介します。

ベトナムの若者で「ゆでタニシを食べたことがない」という人はまず、いないでしょう。チャン・ティン路地にある屋台はいつも混んでいます。

屋台は、投資額がそれほど大きくない割には、売り上げは多く、結構、儲かる-と聞いたことがあります。

5平方メートルほどのスペースに、プラスティック製の簡単な机と椅子があります。この屋台では、タニシだけではなく、入り口の”看板”メニュー=写真㊤=どおり「ホットタニシ」、「蒸しハマグリ」、「シュッパイネム炒め」、「ゆで卵」、「ガイ・クイ卵」があります。

注文すればその場で作ってもらえ、5分~10分以内に出来上がります。

写真(手前)の四角い箱に入っているのが生のタニシです。タニシは5分~10分くらい茹でると食べられます。茹でるときはレモンの葉などを入れるととても良い香りがします。

ゆでタニシを食べる時に欠かせないのがヌックマム(写真の中央にある丸い茶碗)などを使った出汁です。主な材料はヌックマム(魚醤)、唐辛子、キンカン、ショウガ、お酢、砂糖、水などで、出汁が美味しくなければ、タニシも美味しくなりません。出汁はとても大切です。

値段はタニシの種類によって違い、サイズが大きければ値段も高くなります。茶碗一杯が2万~5万ドンくらいです。

「日本人はタニシをあまり食べない」と聞きましたが、ベトナム人はよく食べています。ハノイを訪問するなら、ゆでタニシを召し上がってみてはいかかでしょう。