ダナン、観光客誘致に〝夜のストリート〟を開催

ダナン人民委員会はこのほど、DHTCダナン株式会社に、夜間も散策と買い物が楽しめるストリート型ショップの運営を許可した。ハン川東岸の歩道に、飲食や物販の店を出店し、新たな観光や集客の目玉とする。総費用は127億ドン。

〝夜のストリート〟の運営時間は毎日午後6時から。ダナン市民や観光客が買い物したりハン川に架かる橋の夜景などを楽しめるよう、一律の閉店時間を規定しない。

計画では、川べりの1万2000平方メートルに、ボートを模したショップを9つ並べ、特産品、ファッション、日用品、お土産、美術工芸品、飲食店などの店舗や子供向けの遊園地が入居する。

計画によると、夜のストリートを開催することで2本の道路をつなぎ、ハン川に沿って散歩道と人の流れを作り出すのがねらい。また、DHTC会社が展開する別のマリーナプロジェクトの店舗とも協力し、周辺一帯の飲食店や小売業、観光の発展を支援する。

現在のデザインでは、約200ショップ以上が入居する計画。ハン川に向けて9つもの船があるのは多すぎるとの意見もあり、レイアウトを変える案も浮上しているという。

ダナン市は2015年を「都市の文化・文明の年」と定めており、ハン川の夜のストリートの提案もその一環となる。ダナン人民委員会は同市商工局、関連機関にこの事業の展開のプロセス管理を委託した。地域内の治安確保のため、同市ソン・チャ区は、一帯の監視や管理を行う。