ダナン国際空港 4月25日から新ターミナル試用へ

新ターミナルを建設中のダナン国際空港で、同空港ターミナル投資開発会社は、基本的な工事が予定通り進行していることから、4月25日から新ターミナルを試験運用することを明らかにした。レー・カック・ホン社長が記者会見で発表した。


作業員らが最後の仕上げを行うダナン国際空港

新ターミナルプロジェクトの建設工事は、4月10日に完成。11日にさまざまなテストや機器類の調整、清掃などを行い、25から28日の間に試験運用を実施する。使用中にトラブルがあれば、4月30日から5月7日の期間中に調整し、修正する。

新しいターミナルでの最初のフライトは5月8日を予定。9日~15日にかけて、すべてのフライトを順次、新ターミナルに振り変えていく計画だ。

同空港の新ターミナル整備は、ベトナムの重要プロジェクトのひとつで、投資開発会社はベトナム民間航空行政局、運輸省、建設省などと協力して展開してきた。国際旅客ターミナル、発電システム、ターミナル前の高架と道路システムなどが整備され、総投資額は約3500億ドン。完成したターミナルは、年間約600万人の旅客取り扱いが可能で、混雑ピーク時には1600人の乗客に対応できるほか、大型機の離着陸にも対応できるインフラを備えた。

プロジェクトはCPGコンサルタント社、ADCC航空建設設計&コンサルティング有限会社、PAE社が設計した。また、CONINCO社が技術設計などを行う。プロジェクトは2015年11月15日に着工。今年11月にはダナンで第25回APEC首脳会議などが開かれることから、玄関口となる空港の整備が急がれていた。