南中部カインホア省 上半期の外国観光客が80%増、リゾート地ニャチャンなど人気

ベトナム南中部にあり、有名なリゾート地のニャチャンをかかえるカインホア省で、上半期6カ月間の外国人観光客が約100万人を数えた。前年同期比80.4%増と飛躍的に人数が増えた。同省の観光局が発表した。

カインホア省の外国人観光客誘致は、年間目標の55.8%を達成した。1泊以上の宿泊をした観光客は、国内外を含め260万人だった。これは前年同期比25%増で、年間目標の47.3%を達成した。

同省を訪れたのは、主に中国とロシアからの観光客。同省を訪れた海外からの観光客のうち、約70%がニャチャンを訪れていた。また、海外からの観光客の同省での平均宿泊日数は、4日間だった。

同市の宿泊施設の稼働率を見ると、上半期は約68%だった。観光事業からの売上高は、約7兆5150億ドンにのぼり、前年同期比約31%増。年間目標の45.5%を達成した。売上高は、宿泊代やさまざまな旅行サービスの料金、移動の交通費やレクリエーションサービス、飲食、商品販売などが占めた。

また、国内観光客も含め、日帰りなどで同省の観光地を訪れた総数も約970万人となり、ニャチャンをはじめ、同省の観光地の根強い人気を示した。