ベトナム北部のバクニン省では、2017年の年初からの投資資本が、およそ30億ドルに達したと同省工業団地管理センターが報告した。

写真㊤=バクニン省への投資は、およそ30億ドルに上った(VNA)
全投資のうち、海外直接投資(FDI)からの投資フローが28億ドルを超え、残りは国内プロジェクトからだった。

今年7月だけで、同省は10件の新規プロジェクトを承認したが、その登記資本金の総額は2944万ドルであり、そのうち2128万ドルがFDIプロジェクトによるものだという。

バクニン省はこれまで、先端技術産業や裾野産業、製造業に対し優遇策をとってきた。その上で、地方当局は、ビジネスにおける課題解決のための企業向けミーティングを頻繁に開催して、生産を促進し、地域の工業団地の効率化を図ってきた。

加えて同省は、とりわけ土地や建設、労働、関税の各分野における行政手続きを簡素化することで、投資環境の見直しとさらなる改善にも努めている。

バクニン省工業団地管理センターは現在までに、401の国内企業、737の海外企業に対し、1138の投資証明書を発行。登記資本金は合わせて161億ドルを超えた。