種なしライム、輸出に期待 品質高いロンアン省産

メコンデルタ地域のロンアン省ベンルック地区で栽培されている種なしライムの、日本への輸出に期待が集まっている。粉末やジュースなど加工品も豊富で、欧州や中東では人気という。

写真㊤=種なしライムを収穫する農家。日本市場進出に期待がかかる

現地の農家、カ・チャ・チュエンさんは、「日本人は、種なしライムだけではなく、加工品のライムパウダーや、缶入りライムジュース、シーズニング・パウダーもほしがっている。特に、品質の良い乾燥ライムのスライス、ライムの葉、エッセンシャル・オイルに関心を持っているようだ」と話す。

チャン・ベト・トレーディング&インベストメント合資会社は、熟練農家や農業専門家の支援のもと、品質の高い種なしライムを生産している。同社のグエン・バン・エン代表は、「ベンルック地区特産の新鮮なライムや加工品は、きっと日本の市場で受け入れられると信じている」と話している。同社はすでに製品を欧州に輸出。イスラム諸国からも注目されているという。