不動産大手ビングループ、ハイフォン市に国際総合病院を開業

ベトナム北部のハイフォン市で今月初旬、不動産大手のビングループが運営する「ビンメック国際総合病院」が開業した。同グループの病院としては7カ所目で、ハイフォン市のレチャン区ボー・グエン・ザップ通りに施設が完成した。

同グループはこれまでに、ハノイ、フーコック島、ニャチャン市、ホーチミン市、ハロン湾、ダナン市に病院を開業している。ハイフォンの病院は面積が約3万平方メートルで、産婦人科、心臓循環器科、外科と整形外科、泌尿器科、画像診断やリハビリ事業などが主な診察科目となる。

病院には、世界のトップクラスの設備や施設を完備。なかでも、米国のGEヘルスケア社の新型MRI(磁気共鳴装置)「シグナPioneer」や、心拍数を低下させる薬剤投与をしなくても冠動脈が撮影できる最新型CTなど、ハイフォン市では初めて導入される設備も多い。特に、心臓カテーテル室は、最先端のDSA(血管撮影システム)を備え、冠動脈の病気を確的に診断、治療できる。

開業式典で、ビングループのグエン・ヴィエット・クアン副会長兼CEOは、「他の公営病院と同様、本病院も非営利で運営し、地域の人々の健康を守り、サービスを提供することを目指す。ビンンメック・ハイフォンは、国際的な医療機能を評価認定する国際基準(JCI)に従って、最高のサービスと医療の質を保証する」と語った。