中部クアンチ省、ミートゥイ港建設プロジェクトを始動へ=2036年に完成予定

ベトナム中部のクアンチ省人民委員会は1月15日、ミートゥイ港建設事業を承認した首相決定を公表する式典を開催した。これに先立って同月4日には、チン・ディン・ズン副首相が、プロジェクトを承認する首相決定に署名した。

写真㊤=ミートゥイ港建設プロジェクトが公表された式典(VNA)

プロジェクトの総費用は14兆ドン(約660億円)を超えるとみられ、そのうち2兆ドン(約94億円)以上をミートゥイ国際港ジョイントベンチャーカンパニー社が支出する。ミートゥイ港の面積は685ヘクタール。最大10万トンの船舶が入港できる10の埠頭が建設される。

2036年までにすべての埠頭が整備される予定で、2025年までの第1期では、約5兆ドン(約240億円)を投資して4つの埠頭が建設される。2026年から31年の第2期では3つの埠頭が、残る3つの埠頭は2032年から36年の第3期で建設される。第2期の建設費はおよそ5兆ドン、第3期の建設費は4兆3,000億ドン(約200億円)を超える見込みだ。

ミートゥイ港は、主に同省のドンナム経済区や工業団地、ラオス・タイ北東部を通る東西経済回廊からの貨物を取り扱う。

式典でクアンチ省人民委員会のグエン・ドゥック・チン委員長は、投資家に対し、パートナーと連携して資金を調達し、今年9月にプロジェクトを開始するよう求めた。また同時に、計画通りにプロジェクトを遂行するために、あらゆる支援を行うことを約束した。