コンダオの観光部門、雇用需要が急騰

 オンラインメディアのVNエクスプレスによると、ベトナム・バリアブンタウ省のコンダオ諸島では、観光部門の雇用需要が急増し、人手不足が深刻化している。地元の人々は本土で働くことを好むため、地元のホテルやレストランは仕事先として人気がないのだという。

 テト(旧正月)休み明けの約1週間に、コンダオのリゾートやホテル、レストランなどで新たに100人を超える雇用需要が発生した。サイゴン・コンダオリゾートの人事担当者は、島にはリゾートやホテルが増えたが、経験豊富な人材はほとんどいないと指摘し、「地元行政は職業訓練を提供しているが受講者はほとんどない。労働者の大半は若く、転職を繰り返している」と語った。
 レストランやカフェも人手確保に苦心しており、ある大手カフェでは社会保険や賞与、食・住を提供し、年に1回の本土への旅行を約束して従業員を募集している。
 コンダオは、バリアブンタウ省の海岸から約180キロの沖合にあり、飛行機や船でのアクセスが可能。森林や砂浜、サンゴ礁などの美しい自然が観光資源となっている。また、フランス統治時代に強制収容所が建設された場所であり、ベトナム戦争時は米国と南ベトナムが政治犯を収容する刑務所島として使用した。古い刑務所は保全され、コンダオの歴史を写す資料の一つとして一般公開されている。
 18年、コンダオを訪れた観光客は前年比17.31%増加し、28万6000人を超えた。(時事)