自動車急増、駐車場不足に苦慮するダナン市

ダナン市は、急増する自動車の駐車対策として、14の公共駐車場に対し新たな投資を呼び掛けている。これらは、官民パートナーシップ方式の投資案件で、複数のプロジェクトに分割して実施される予定だ。

写真㊤=ダナン市は14の公共駐車場に対し投資を呼び掛けている

ダナン市では現在、自家用車などの増加を背景に、公共駐車場のスペース確保が強く求められている。同市は、新たに駐車場を設ければ、多くの自動車が路上駐車しなくなるため、交通渋滞を緩和できると予測している。そして、2020年までに131万平方メートルの土地を、2030年までには約400万平方メートルの土地の確保を目指している。

2018年7月に開催されたダナン市人民委員会第7回会合の報告によれば、同市には、95万台を超える個人所有の移動手段があり、内訳はオートバイが86万5000台以上、電動バイクが6000台、自動車が約74000台だった。

一方で、毎日の新車登録は50台を超えており、その結果2020年には、個人所有の移動手段は120万台に、そのうち自動車は12万台に達すると予測される。人口約100万人の同市では、1人当たり平均で1.2台の移動手段を持つことになる。