中心部のオートバイ、全面禁止せず=乗り入れ制限と公共交通整備で対処-ホーチミン市

 サイゴン・タイムズ紙(電子版)によると、深刻な交通混雑の緩和を目指しているホーチミン市当局は、市中心部へのオートバイ乗り入れを徐々に制限するとともに、公共交通機関の整備を急ぐことで対処する方針だ。オートバイ乗り入れの全面禁止は行わないという。市人民委員会のチャン・ビン・トゥエン副委員長が地元メディアに語った内容を基に、同紙が伝えた。

 トゥエン氏は、法律で認められた行為を禁止することはないとする一方で、住民が公共交通を最も利用しやすい時間帯に、中心部へのオートバイ乗り入れを制限する考えを示した。その上で、市は都市鉄道やバス快速、水上バス事業に多額の投資を行ってきたと指摘。今後は水上バス路線の乗り場周辺に自転車を配置し、鉄道駅やバス停、職場まで利用できるようにするなど、公共交通の整備を促進すると強調した。交通渋滞緩和を目指し、地下空間の再利用も検討するという。
 市の公共交通システム整備促進計画では、公共交通利用者の比率を現在の9.7%から、2020年までに15%以上に高めることを目指す。この目標達成に向け都市鉄道1号線、同2号線建設のほか、初のバス快速サービスの実現を急ぐとしている。(時事)