南部、引き続き発展のけん引役に=フック首相-新成長モデル立案へ

 【ハノイ時事】ベトナム政府はこのほど、最大商都ホーチミン市や周辺から成る「南部重点経済地域」の一段の成長方策を検討する会議を、ドンナイ省の省都ビエンホア市で開いた。グエン・スアン・フック首相は、同地域について「引き続き国家発展のけん引役となることが求められている」と指摘。高度人材の育成や農業の先進化などを主眼に新たな成長モデルをつくることが不可欠とし、政府として必要な施策を立案・遂行する考えを示した。

 その上で市・省当局に対し、投資促進やインフラの整備、職業訓練、気候変動への対応などを重視した経済・社会運営を指示。また、過密状態のタンソンニャット国際空港に代わる南部の「空の玄関」として計画されるドンナイ省のロンタイン国際空港に関して、土地収用と住民移転を進めるよう促した。
 グエン・チ・ズン計画投資相は、この地域の域内総生産(GRDP)が2510兆ドン(約12兆5500億円)に上り、ベトナムの国内総生産(GDP)の約45%、このうちホーチミン市単独ではGDPの約23%を占めると説明した。地域の2018年の1人当たり年間所得は、全国平均の2倍を上回る5474ドル(約60万6000円)という。