ホーチミン市、都市鉄道の付属インフラ計画に遅れ

 日本の政府開発援助(ODA)資金で進められるホーチミン市都市鉄道1号線建設で、駅と住宅地などを結ぶ輸送システムなどの整備計画が遅れているとの指摘が出ている。ベトナム・ニュース紙(電子版)が伝えた。

 ビンタイン-スオイティエン間を結ぶ都市鉄道1号線は2020年の完成予定だが、駅と住宅地を結ぶ輸送手段や車両の駐車施設など、旅客の複合輸送(インターモーダル輸送)を可能とするための付属インフラも必要となる。しかし、都市鉄道管理局関係者が労働新聞に語ったところによると、鉄道計画にはそうしたインフラ整備のための用地利用計画は含まれておらず、管理局に引き渡された用地は線路や駅向けの用地だけだという。
 一方で、関連インフラ整備には多くの投資家企業が関心を寄せているが、課題もある。例えば、第2区の住宅地区と1号線タオディエン駅をつなぐ歩道橋建設では、建設予定地に住む3世帯と用地買収、補償をめぐる話し合いができない状態だという。このため、管理局は市の計画建設、運輸、建設各局に対し、都市鉄道各駅と周辺地域をつなぐインターモーダル輸送整備事業の計画を策定するよう求めている。
 都市鉄道1号線は、現在19.7キロメートルの路線の63%程度が完成し、19年末までには80%が完成予定という。(時事)