世銀、ホーチミン市の都市開発に1. 25億ドル融資

 世界銀行はこのほど、ベトナム・ホーチミン市の持続可能な都市開発を支援するため、国際開発協会(IDA)を通じて1億2500万ドルを融資すると発表した。世界銀行理事会が16日、持続可能な都市開発のための制度改革推進で同市を支援することを承認した。ベトナム紙ベトナム・インベストメント・レビュー(電子版)などが伝えた。

 世銀によると、同行がベトナムの一都市の開発に融資を提供するのは初めて。世銀の協力活動における戦略が分野ごとへの融資から地方の政策・制度改革への支援に移行していることの表れだという。ホーチミン市は、ベトナムの国内総生産(GDP)の21%に寄与する重要な経済の柱であるため、こうした改革は同市だけでなく経済全体にプラスの影響をもたらすと期待される。
 世銀ベトナム事務所のウスマン・ディオン所長は、「ホーチミン市は都市開発における試練に直面している」と指摘。「急成長する都市の管理は、適切かつ効果的な方法で行わなければならず、都市インフラおよびサービスに対する十分な投資も求められる。財政に限りがある中、それらを実現するには財源を効果的に調達し、配分する必要がある」と述べた。
 今回の支援は、土地使用計画、財政管理、公共交通、経済競争力など、ホーチミン市の都市開発に不可欠な各分野の改革を横断的に実施することを目的とし、「都市管理のための適切な空間情報」「公共資産および負債の管理強化」「優先都市サービスの提供推進」の三つを柱で構成する。(時事)