ホーチミン市運輸局、混雑料金の導入提案=市内中心部への自動車流入抑制で

 ベトナム・ホーチミン市運輸局はこのほど、市内中心部の交通渋滞を緩和するため、自動車を対象とした「混雑料金」の導入を市人民委員会に提案した。2500億ドン(約1080万ドル)をかけて計34カ所の自動料金所を設置する計画で、資金は2019~21年の市予算から拠出するとしている。ベトナム紙トイチェ(電子版)などが伝えた。

 同局によると、市民に公共交通機関の利用を促すとともに、大気汚染の軽減と歳入の増加を図るのが狙いで、計画では料金所をグエンバンク通りやレホンフォン通りなど、特に渋滞の深刻な地域に設置する予定。
 ホーチミン市人民委員会は2009年、地元企業に同様の料金所設置計画の作成を許可し、渋滞地域に入る自動車やトラック、長距離バスなどが車種によって4万~6万ドン(約1.7~2.6ドル)の料金を支払う案が示されたが、料金徴収に賛否が大きく分かれ、これまで実施されなかった。
 混雑料金はシンガポールやロンドン、ストックホルムで長く導入されている。各都市とも、当初は反発や懐疑的な意見があったものの、後に交通量や渋滞、大気汚染の削減に効果があることが証明されたという。(時事)