ハノイ都市鉄道建設、遅れの原因は中国企業=運輸省が指摘

 サイゴン・タイムズ紙(電子版)が地元メディアの報道を基に伝えたところによると、運輸省が先ごろハノイ市都市鉄道の建設が大幅に遅れている主な原因の一つとして、請負業者である中国中鉄6局集団の事業経験不足、資金調達の遅れなどを指摘していたことが明らかになった。

 都市鉄道建設の遅れについて、地元有権者からハノイ選出国会議員団に対し、遅れの理由や責任を明確にするよう要請があり、運輸省が議員団に回答したという。
 回答の中で運輸省は、建設工事進捗(しんちょく)の遅れやコスト超過の原因を12点にわたって指摘し、この中で特に中国中鉄の責任を挙げた。また、同省や都市鉄道事業管理局の管理責任も認め、設計コンサルティング会社やハノイ政府の責任にも言及した。
 運輸省はその上で、事業の進捗を妨げている障害について首相や共産党中央委員会事務局、外務省、さらに駐ベトナムの中国大使館にも伝え、建設ができる限り早く完成するよう解決策を示すよう要請した。
 ハノイ都市鉄道は2011年に建設が始まり、14年6月には完成予定だった。この間、総事業費も08年当初見積もりの8兆7000億ドン(約3億7000万ドル)から、現在は18兆ドン(7億7000万ドル)に膨れ上がっている。(時事)